京人形師

京都桃玄KYOTO TOUGEN

京都桃玄 KYOTO TOUGEN

人形司という仕事は自分が満足する作品を作るだけでは終わらない。贈る方、贈られた方が満足して初めて仕事が完了する。

伝統息づく京都の地に生まれ、京都 桃玄の名を継承し、
これまで作品を通じて皆様のお祝いのお手伝いが出来たことを心より嬉しく思います。

「日本固有の伝統美を形に……」
「桃玄の名に恥じない作品を……」
と意気込んで、今日まで日々研鑽を積んでまいりましたが、まだまだ勉強の毎日で御座います。

今後ともより一層皆様にご満足頂ける作品を作れるように、
そして、お子様の健やかな成長を願い祝う素晴らしき日に、
私の作った御人形を選んで頂けますように精進して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ABOUT京都桃玄について

30歳の若さにして二代目を襲名した才能
才能にあぐらをかかないものづくりへの情熱

昭和43年京都生まれ。京都西陣手描友禅を生業とする家で育ち、感性を磨く。京都高等工芸学校・美術デザイン科卒業後、京都桃玄に入門。京都市伝統技術功労者であり、瑞宝単光章受賞作家である先代に師事。その元で研鑽を重ね、30歳という若さで二代目・京都桃玄を襲名する。
京都の雛人形作りには、800にも及ぶ工程数があると言われるが、そのほぼ全ての工程を内職を使わず、桃源自らの手で行う。それ故、作られる雛人形は別格の出来と言っても過言ではない。
そのあまりにも丁寧な製作方法が故に、年間の製作数に制限が生じ、市場に出回る数は非常に少ない。

PROFILEプロフィール

京都桃玄KYOTO TOUGEN

京都桃玄 KYOTO TOUGEN

昭和43年、京都にて生まれる。
昭和62年、京都高等工芸学校/美術デザイン科卒業、京人形司京都桃玄(京都市伝統技術功労者)瑞宝単光章受賞者に師事(19歳)
平成10年、京人形司京都桃玄を襲名(30歳)
現在に至る。

社団法人日本人形協会会員 節句人形工芸士

REPORT潜入リポート

増村人形店が貴重な名匠の作業場に潜入!

“桃玄”ならではの美しさを追求
最善をつくし
末永く愛されるお雛様を
REPORT 01
西陣織の魅力を引き出す
京の若手着付け師

桃玄のお雛様は、姿勢の良い凛とした佇まいが美しく、はっと目を引く色合わせが評判です。同じ作家のお顔を付けたとしても、桃玄作はお顔がよりすっきり見えるから、不思議です。
「西陣織」の魅力をあますことなく引き出す―これは、生まれながらの持ち味でしょうか。若手着付け師の感性が一作ごとに宿ります。
父は京友禅作家。物心ついた頃から西陣織の手描き制作に打ちこむ両親の背中をみて育ってきた小南(こみなみ)政信さん。

  • 京都桃玄 雛

    姿勢が非常に良く、すっきりとお顔が見える桃源のお雛様。

「家業を手伝いたくて、小学校を卒業した頃から絵筆をにぎっていました。いそがしい母を少しでも助けたかったんでしょう。ズボンの裾上げも、学校の先生に教えてもろて手縫いしとったんですよ。なんでも研究、やってみることやと思います」

―と、こころ優しく手先が器用だった子どもの頃。
工芸高校卒業後、いまの前身となる初代京都桃玄の工房に入り、京都市伝統技術功労者・瑞宝単光章作家である先代に師事。30歳という若さで二代目・京都桃玄を襲名しました。

REPORT 02
アフターケアも心を込めて
お天道様に恥じないものを

小南さんには忘れられない修理依頼があります。弟子入り時代に手がけた雛人形が28年もの時を経て、手許に戻ってきました。

「お雛さんは親から娘への愛のカタチです。親ごころがあり、月日とともに思い出も刻まれています。せやけど、大切に飾っていもろたとしても、長年の月日の劣化はさけられません。『これからも変わらず飾り続けたいから、美しくよみがえらせてほしい』という相談を電話口で受けた時は、背筋が伸びましたね。どれだけの愛情が自分が作ったもんに込められているんやろかと……。とにかく精一杯やりたいから、修理に十分な時間をくださいと答えました」

小南さんは職人として、持ちうる限りの技で答えようと力を尽くしました。時間をかけた丹念な手作業により、美しくよみがえったお雛様。その姿は今でも作り手のこころに残っています。

「ある時、増村人形店さんから、着物をもっとやわらやく身につけたようなお雛様をつくってくれないか?というリクエストがありました。あれこれと悩みまして……。とある仁王さんの石像の背中を見て、シワは、寄せるものではなく浮き出るもんやないか?と気づかされたんです」

ものづくりに迷った時、京都の神社仏閣や四国の「お遍路さん」などを巡り、そこで見た先輩職人達の作品から創作のインスピレーションを得ているそうです。

「人はみな死に向かって生きています。エンマ様に出会った時、“私はこれまでの人生で最善を尽くして仕事をしてきました”と胸をはって答えたい。お雛さんは私の分身のようなもんです。そやから、お天道様にはじないものをつくり続けたい」

と、穏やかに語る小南さん。これからの京人形界を牽引する貴重な存在です。

MASUMURA'S Eye
京都桃玄 作業シーン

増村人形店で取り扱う京都桃玄のお人形は全て京都西陣織を使用。

京都桃玄 作業シーン

人間の着物と同じように仕立てた本着付け衣装。

京都桃玄 作業シーン

作札も印刷を使用せず一枚一枚丁寧に手描きで仕上げます。

京都桃玄 作業シーン

試行錯誤の末に生み出された「しわ」。自然な柔らかさが見事に表現されている。

京都桃玄 作業シーン

京都桃玄の人形の為に増村人形店が特別に誂えたお顔。

京都桃玄 作業シーン

壁に掛けられたお遍路装束。お天道様が見ているから手を抜けないという話が思い出された。

MASUMURA×京都桃玄

増村と各作家とのお付き合いが生み出した世界にふたつとないオリジナルオーダーメイド人形

世界でたった一人の貴方の大切な方には、世界でたったひとつの名品こそ相応しい。
その想いは日本を代表する名匠の手で形となる。
良き日の思い出が詰まった着物や帯を市松人形や雛人形に。
お子様のお名前が彫られた五月人形や、のぼり旗etc..。
ぜひお客様の想いをお聞かせください。増村人形店がお手伝いさせていただきます。

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「本当に良いものだけを、本当の言葉にのせてお伝えする」

今、節句人形市場では粗雑な商品とホンモノの商品が入り混じっております。
しかしながら、お客様がご自身でその選択をして頂くには節句人形はあまりに専門性が高いように感じます。
つまり、我々売る側の責任は非常に重く、増村人形店では、 「本当に良いものだけを、本当の言葉にのせてお伝えする」を信念に日々お客様に接させて頂いております。
ここを御覧になって頂いているお客様には、その玉石混淆の商品群の中からホンモノの商品を見つけ出し、大切な人にお贈り頂きたい。

そして『増村人形店』が少しでもそのお手伝いをさせて頂けたら幸いです。

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